
2006年10月29日、ひとつの歴史が終焉を迎えようとしている。
2002年に始まった990cc4ストロークという時代が、5年間の激闘を終えて静かに幕を降ろす
現在のMotoGPマシンは最高出力240馬力、トップスピードは340km/hを超える。
まさに時代が生んだモンスターマシンだ。
2ストローク時代の、最高出力約200馬力、トップスピード300km/hというデータと比較すれば
2ストローク500ccから4ストローク990ccへという変化がグランプリ史上かつてなかったほど
大きいものであったことがよくわかる。
王者
この5年間を通して、バレンティーノ・ロッシはMotoGP界の王者として君臨し続けてきた
2002年の4月には弱冠22歳にすぎなかったバレンティーノ・ロッシも、今では27歳
当時の無邪気さはそのままに、歳月を重ねるにつれて王者の風格を成熟させてきた
そして、来年からのMotoGPは800ccという排気量で新たな幕が開く。
だが、その前に、大事業がバレンティーノ・ロッシの前に立ちはだかっている
最終戦を制し、990ccという時代の全てを己の名前で完璧に封印することができるかどうか
2006年10月29日、我々は歴史が大きく動く瞬間を・・
後の世に語られる「モンスターマシンの伝説」を、目の当たりにするのかもしれない。
1996年:世界選手権GP125 ランキング 9位
1997年:世界選手権GP125 チャンピオン
1998年:世界選手権GP250 ランキング 2位
1999年:世界選手権GP250 チャンピオン
2000年:世界選手権GP500 ランキング 2位
2001年:世界選手権GP500 チャンピオン
2002年:世界選手権MotoGP チャンピオン
2003年:世界選手権MotoGP チャンピオン
2004年:世界選手権MotoGP チャンピオン
2005年:世界選手権MotoGP チャンピオン
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